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精興社で初めてのUV印刷機が朝霞工場で稼働開始!

DIAV3000LS_0002012年5月、稼働を開始した菊全版5色UV印刷機

精興社では、初めてエコUV印刷機(菊全版5色)を朝霞工場に導入し、2012年5月下旬から稼働を開始しました。
導入機材は三菱重工業製「DIAMOND V3000LS5」に、GRAFIX社製エコUVシステムである「イージックス40-1」を搭載、そしてより一層の品質管理向上を目指し、紙面検査装置(ハイエンドカメラ2台付)も装備いたしました。


 

ecoUV_000UV照射部 

UV2UV制御盤と、背景は外光や他機のパ
ウダーを遮断するため増設した壁

Sigma_Sensor2_000紙面検査装置ΣSENSORのカメラ部

DIAcolor_000色調管理装置のコントロールコンソール

【UV印刷】

エコUV印刷は印刷をUV(ultraviolet:紫外線)高感度タイプインクで行い、印刷後すぐにUVを照射してインクを硬化させる印刷方式です。エコUV印刷は次のような特長を持っています。

  • インクを急速硬化させるため、インクの裏つきが防ぐことができ、従来のインクと異なり乾かす手間が省け次工程に速やかに進むことができ、納期が短縮できる。
  • 従来の印刷方式では必要であった有機溶剤や、スプレーパウダーを使用しないため、環境にやさしい。
  • 従来UV印刷ではUVを照射する際にオゾンを発生しその処理が必要であったが、今回の機材では、オゾンレスとなっているため、この点でも環境にやさしい。
  • インクを硬化させる方式であるため、使用できる用紙の種類も範囲が広がる。

 

精興社ではこの数々の特長を生かし、より幅の広い印刷物を、より短納期でサービス出来ると考えています。

【紙面検査装置】

新しいエコUV印刷機には品質管理をより徹底するため紙面検査装置「BOTH ΣSENSOR」を追加いたしました。紙面検査装置は印刷後に排紙する過程で印刷面をCCDカメラで全数連続撮影し、そのデジタルデータの変化を読み取ることによって、ゴミの付着、色の変化を監視します。その差異が定められた基準を超えるとワーニングを出すことにより印刷面をより厳重に検査します。
精興社では従来から行ってきている全品検査に加えこの装置を活用することにより、より高品質の印刷物をお届けできるよう努力してまいります。

【導入機材】

印刷機:三菱重工業製「DIAMOND V3000LS5」
色調管理装置:X-rite社製「IntelliTrax 」
UVシステム:GRAFIX社製エコUVシステム「イージックス40-1」
インライン型紙面検査装置:東京印刷機材トレーディング社製「BOTH ΣSENSOR」(ハイエンドカメラ2台付)